北朝鮮が、韓国の延坪島からわずか4.5キロのところにある無人島「葛島(カルト)」に多連装ロケット砲陣地を築いたことが明らかになった。
韓国軍当局によると、朝鮮人民軍(北朝鮮軍)が、3月から工事を進め、このほどトーチカを含む5ヶ所の陣地を完成させた。延坪島に駐屯する韓国軍の動向を探るための観測所としての利用や、122ミリ多連装ロケット砲を設置すると見られている。
「延坪島砲撃事件(2010)」に使われた射程距離20キロの122ミリ多連装ロケット砲は、攻撃されれば延坪島のみならず周囲の艦艇まで射程距離に入ることから哨戒活動を行う韓国艦艇にとっては大きな脅威になる可能性がある。
北朝鮮は、北方限界線(NLL)付近で、今月13日から2日間連続で異例の夜間砲射撃訓練を行っている。
【関連記事】
北朝鮮が二日連続で異例の「夜間砲撃訓練」
target="_blank">
北朝鮮のミサイル潜水艦、自衛隊と対峙
target="_blank">
北朝鮮の「新型ミサイル」「ステルス艇」に不吉な予感?
target="_blank">
北朝鮮のミサイル開発は空軍のエジプト派遣から始まった
target="_blank">
第4次中東戦争が勃発、北朝鮮空軍とイスラエルF4戦闘機の死闘