都市住民の食卓から消えつつあるトウモロコシ飯

平安南道(ピョンアンナムド)の南浦(ナムポ)市に住む住民も、平壌近郊の南浦や平城(ピョンソン)の住民はトウモロコシなどの雑穀はあまり食べないと語っている。

トウモロコシは食糧難に苦しむ北朝鮮の住民の栄養源となっていた。90年代後半の「苦難の行軍」の頃は幹部ですらトウモロコシ飯でしのいでいた。庶民たちはそれすら手に入らず多くの人が餓死した。

2010年1月9日の労働新聞は、「首領様(金日成氏)は、人民が白米を食べて肉のスープを飲み、絹の服を着て瓦屋根の家に住めるようにしなければならないとおっしゃったが、我々はこの遺訓を貫徹できずにいる」との金正日氏の発言を伝えている。

また、同年2月1日の労働新聞でも「未だに我が人民たちがトウモロコシ飯を食べていることが最も胸が痛い」との金正日氏の発言を伝えている。

そんな金正日氏の思いを実現させたのは、金ファミリーでも労働党でもなく、北朝鮮庶民たちが作りだした「草の根資本主義」だ。

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