北朝鮮で市場主義が、ますます拡大している。最近では市場の売台、いわば「テナント」さえも売る商売人が増えているとデイリーNKの内部情報筋が伝えてきた。
社会主義経済が、事実上破綻した北朝鮮では2000年代に入ってからは「市場」が住民の生活を支えている。北朝鮮当局も規制しようとしたが、市場パワーには勝てずに、部分的に「統制緩和」してきた。
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その結果、市場はますます活性化し、各地の市場ではテナント(売台=陳列台)が大幅に増加。いい場所を確保しようと商人の間で熾烈な競争が起こっていた。