当局は、犯人を捕まえるため、落書きされた場所に横断幕を設置。犯人をおびき寄せようとした。
そんなある日、突然、横断幕の影で動く人影が見えた。見張り要員は一斉に飛びかかった。ところが、そこにいたのは怯えた表情の4歳と6歳の女の子だった。両親が仕事を終えて出てくるのを待っていたが、寒くなったので横断幕の後ろで寒さをしのいでいたのだ。
落書き事件を見た北朝鮮住民のなかには、「金正恩に治められるなら米国の植民地になる方がまだマシだ」と極端な不満を口にする人も決して少なくないという。
「金正恩氏は若いから、何か新しいことをやってくれかもと期待したが、この3年間で裏切られた。もはや失望を越えて怒りしか感じない」(内部情報筋)
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