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そして、2009年の大青海戦ではまたもや北朝鮮側が敗北。朝鮮人民軍は形勢逆転を期し、韓国海軍の哨戒艦「天安」撃沈や、大延坪島砲撃の挙に出る。

大青海戦までの三度の戦いは、南北の海軍艦艇が水上で撃ち合う平面的なものだった。それでは勝ち目がないと悟った北朝鮮は、「天安」撃沈と大延坪島砲撃においては、特殊部隊の運用する潜水艇や陸上の砲兵部隊を投入。複合的かつ立体的な作戦により、韓国側の不意を突くことに成功した。

これこそが、特殊部隊の指揮官たる金英哲(キム・ヨンチョル)偵察総局長と並び、金格植氏が両事件の「主導者」と指摘される所以である。