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そして、北朝鮮経済の資本主義化の象徴である「ソビ車」と呼ばれるモグリの営業車の部品を盗んだり、20トンの大型トラックが坂道でスピードを落とした時に車体の横にへばりついて、バッテリーのカバーを盗む。盗んだカバーは15ドルで売り、買い取った業者は市場で20ドルで売る。

そのあまりの大胆さに庶民は「特殊部隊もビックリ」「21世紀の少年パルチザン」などと言って驚いている。市場の商人も「コチェビという言葉も意味が変わった」と言って、彼らのたくましさに呆れ半分、安心が半分の笑顔を浮かべているという。

親と盗みを働くケースも

一方、お年寄りたちは「盗みをやりたくてやってるんじゃない。時代が生んだ『金正恩少年パルチザン』だ。朝鮮式社会主義の未来はマフィア式社会主義になりそうだ」と同情を示しつつも嘆いている。