北朝鮮の朝鮮人民軍の軍人と推測される人物がシリア政府寄りの民兵隊員として活動中に反政府軍の捕虜となったと、聯合ニュースなど韓国の各メディアが23日に報じている。

反政府軍「アムードフラン」が公開した動画
反政府軍「アムードフラン」が公開した捕虜の動画

それらの報道によれば、シリア南部のダラアに拠点を置く反政府軍「アムードフラン」は、ブスラ・アル・ハリールでの戦闘で複数の国籍の民兵隊員を射殺し、4人を捕虜にしたとしてその動画を公開した。

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幹部とみられる男性は動画で、捕虜の国籍をイラン、レバノン、アフガニスタン、「コリア」と語った。聯合ニュースは「状況からして『コリア』は北朝鮮軍である可能性がある」と分析している。

北朝鮮とシリア政府は、きわめて親密な関係にある。これまでにも、「朝鮮人民軍のパイロットがシリア政府軍機を操縦し、反政府軍を攻撃している」などとする未確認情報が取り沙汰されてきた。

1960年代には、北朝鮮がシリアやエジプトの要請に応じて空軍パイロットを中東戦争に派兵し、イスラエル空軍機を撃墜するなどした経緯がある。

テロ粉砕を願う

最近では、北朝鮮外務省のシン・ホンチョル副相が3月にシリアを訪問し、アサド大統領との会談。先月28日には、金日成社会主義青年同盟の代表団がシリアを訪問したと朝鮮中央通信は伝えている。

さらに金正恩氏はアサド大統領に「侵略とテロ粉砕を願う」という内容の祝電も送っている。

一方、朝鮮半島からシリア内戦に参加していることが韓国政府により公式に確認されたのは、韓国国籍を持つ18歳の青年ただひとりだ。

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