武装組織「イスラム国」(ISIS)は、リビアで拘束した30人のエチオピア人キリスト教徒を処刑するシーンの動画を公開した。

海岸に連行された12人のエチオピア人キリスト教徒。この後、イスラム国の兵士により斬首された。
海岸に連行された12人のエチオピア人キリスト教徒。この後、イスラム国の兵士により斬首された。

動画にはISISの兵士により海岸で12人が斬首されるシーンと、砂漠で16人が射殺されるシーンが含まれている。

エチオピアは2006年、隣国ソマリアを支配していた「イスラム法廷会議」と戦争状態になり、政権を崩壊させた。今回の事件は、イスラム過激主義者の報復と見られる。

動画では「お前たちの宗教の手によって流されたムスリムの血の代償は決して安くない」としているが、エチオピア政府について直接言及はしていない。

ISISは2月にもエジプトのキリスト教であるコプト教の信者21人を殺害。北朝鮮の最高人民会議常任委員長の金永南(キム・ヨンナム)氏はエジプトのシシ大統領に弔電を送っている。また、李洙墉(リ・スヨン)外相もシュクリ外相に弔電を送っている。これはエジプトと北朝鮮の密接な関係を示すものだ。

北朝鮮は、エチオピアとも密接な関係にある。同国は、1974年の軍事クーデターで社会主義政権が樹立されて以来、北朝鮮との友好関係を築き、イスラム法廷会議との戦争でも北朝鮮から武器を購入。その後もエチオピアが、北朝鮮との武器取引を続けていることはデイリーNKジャパンでも伝えている。