一般労働者の「8.3ジル」は、総和のある日を除けばほとんど出勤しないが、公務員や幹部の場合は週に2~3日は出勤する、もしくは毎日出勤して早引けする形を取っている。
両江道の女性はRFAに「新聞社に務める友人は週に3回だけ出勤して残りは市場で商売している。夫が亡くなり一人で娘を育てるためには商売せざるを得ない。新聞社も大目に見てくれているようだ」と8.3ジルの実例を語った。
ちなみに、8.3とは1984年8月3日に故金正日氏が平壌市軽工業製品展示場を現地指導した際に「廃材や副産物を使った人民消費品(生活必需品や食料品)生産運動を全群衆的に拡大実施せよ」との指示を下したことに始った8.3人民消費品創造運動が語源となっている。