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北朝鮮の労働新聞は11日、韓国の「反日デモ」の写真を紹介したが、このデモの中心団体は、過激な「反北朝鮮パフォーマンス」で知られる極右団体だった。

20150411労働新聞オボイ連合
労働新聞「反日デモを繰り広げる南朝鮮人民達」/2015年4月11日付労働新聞より

同紙は、6面の特集記事「わが民族の前に犯した日本の罪悪は必ず計算される」で、北朝鮮産マツタケの不正輸入事件に関して、警察が行った朝鮮総連の許宗萬議長宅に対する家宅捜査を「日本当局の総連弾圧蛮行を糾弾」と批判。さらに竹島(韓国名:独島)問題に関する日本の姿勢を非難した。

このなかで、4月1日に駐韓日本大使館前で行われた反日パフォーマンスの写真を掲載。(上の写真)

記事では、「反日デモを繰り広げる南朝鮮人民たち」と、韓国の愛国的市民の抗議行動のように伝えているが、デモの中心は過激な極右団体「オボイ連合」だ。

同団体は、日本のメディアでも「反日団体の過激なデモ」と、たびたび取り上げられているが、日本以上に過激な「反北朝鮮デモ」でも有名だ。その過激なパフォーマンには韓国国内からも疑問の声があがっている。

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金日成氏、正日氏父子だけでなく、金正恩氏の写真を燃やして踏みつけたり、人形を首つりにしたりと、韓国で最も「最高尊厳(金日成氏一家)を冒涜する団体」と言っても過言ではない。

金正恩氏の写真を燃やすパフォーマンスをする韓国の保守団体
金正恩氏の写真を燃やすパフォーマンスをする韓国の保守団体

先月、リッパート駐韓米国大使襲撃事件を非難する集会で金正恩氏の写真を燃やすパフォーマンスを行ったが、労働新聞は、「特大型犯罪の代償を血で償うべき」と「オボイ連合」を名指しで批判していた

労働新聞は、先月は名指しで批判した「オボイ連合」を、今月は愛国的団体として紹介したことになる。