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北朝鮮の朝鮮中央通信によると9日、最高人民会議が平壌で開催された。金正恩氏は欠席したと見られる。

2015年4月9日平壌で開催された最高人民会議の様子(朝鮮中央通信キャプチャー)
2015年4月9日平壌で開催された最高人民会議の様子(朝鮮中央通信キャプチャー)

最高人民会議は、北朝鮮の国会にあたるが、金正恩体制になってからは今回で6回目となる。金正恩氏は、昨年9月に開催された会議以外は全て出席していたが、2回連続の欠席となった。

山林復旧戦闘をアピール

会議の内容を具体的に見ると、今年の予算は前年より105.5%に増加を決定した。

国防費は、全体予算の15.9%で昨年と同じ割合だった。体育部門の支出増加率を昨年117.1%から今年106.9%に減らす代わりに文化部門は101.3%から106.2%、科学技術部門は103.6%から105%に増やし、科学文化事業の拡大を示唆した。

さらに、森林部門の予算増加率を、各分野の中で最も高い109.6%で策定した。最近の金正恩氏は、「山林復旧戦闘」をアピールしているが、改めて力点を置いていることが明らかになった。

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朝鮮中央通信によると、会議で朴奉珠(パク・ボンジュ)内閣総理は、「人民の食の問題を解決し、電力の生産を盛りたて、金属工業の主体化を実現するのが今年の中心課題」と、食糧問題や電力問題などの人民生活の向上を強調した。

一方で、「(朝鮮)人民軍の戦いの準備と国防工業部門に必要な設備、資材、資金を責任をもって保証することによって、自衛的国防力の強化に積極的に貢献しなければならない」と述べ、国防分野に関しては継続強化していくことを報告した。