丹東で韓国食料品店を営む韓国人はRFAの取材に対して「北朝鮮がリストアップした業者の中にはすでに店を畳んだものや、店主が韓国人でないものも含まれている。朝鮮中央通信の報道はデタラメだ」と語った。
北朝鮮に国家情報院の「反共和国謀略拠点」と名指しされた商店の韓国人店主は「(容疑者とされた)キム・グッキというやつは知らないし会った記憶すらないのに、うちが国家情報院の拠点だなんて、とばっちりだ。バカバカしくて開いた口が塞がらない」と語った。
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丹東税関周辺にはハングルの看板が掲げられたお店が軒を並べている。食料品、携帯電話から工作機械、自動車に至るまでありとあらゆる業種の店が、主に北朝鮮向けの商品を扱っている。さらにそこに出入りする北朝鮮の貿易関係者が利用するレストラン、ホテル、カフェ、美容室なども存在し、金氏一家のバッジを付けたまま歩く北朝鮮の人々も見かけられる。