曽野綾子さんのコラムは「出稼ぎには来てくださいね。でも居住区は別ですよ」としか読み取れない。その根底には、移民や外国人を2級市民、3級市民と差別、区別する考え方がある。これこそが最大の問題点であり、許されないと思います。

●そうしたなか3月6日、安倍政権は外国人技能実習生の新たな受け入れ法案を閣議決定しました。

?安田：受け入れ期間を最長３年から５年に延長しましたが、短期雇用で、労働者としての権利が確立されていません。安倍政権も、日本社会も、曽野さんも共通して「人手不足だから労働力は欲しいけど、日本には長くいないでね」という考え方が根本にあるとしか思えない。