米英独仏中ロとイランによる核協議が大詰めを迎えるのを横目に、北朝鮮は、自国の非核化を断固拒否する姿勢を強めている。

ボイス・オブ・アメリカ(VOA)韓国版は1日、匿名で取材に応じた国連駐在北朝鮮代表部員の話を伝えた。

それによれば同部員は、北朝鮮は6カ国協議の提案を絶対に受け入れないだろうし、そこでどのような条件が話し合われるかについても考えておらず、イランの核協議にも関心がなければ米国が対北交渉に動くかどうかについても関心がない、と話した。

その一方、米国による「対北敵視政策」について繰り返し非難したという。

これに先立ち、朝鮮労働党機関紙の労働新聞は3月28日、6カ国協議について「数人が共謀結託して密議しながら我々の核を奪おうと駆け引きすること自体、絶対に容認できない」と主張。6カ国協議で議長国を務める中国に対してまで、「米国とそれに追従して体面も捨てた者たちは、我々の核放棄を夢見るべきでない」と述べている。

しかしそもそも、オバマ大統領に対して人種差別的な表現で罵倒を繰り返してきた北朝鮮と米国が、まともに話し合えるとも思えない。現在の北朝鮮の態度は当分、米国から妥協を引き出せないことを見越した上での開き直りの可能性もある。

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