北朝鮮の対外宣伝用ウェブサイト「ウリミンジョクキリ(わが民族同士)」は28日、故金正日総書記の暗殺などを狙い韓国政府のためにスパイ活動をしたとして拘束した韓国人男性2人を、国内法に基づいて処分すると表明した。

韓国政府は27日、2人が韓国国籍であることを認め(スパイ説は否定)、即時送還を要求していた。

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北朝鮮が「韓国のスパイ」と発表した男性の記者会見の様子/朝鮮中央通信

同サイトは、「我々の最高首脳部を侵害し、我々の運命であり未来である尊厳高い社会主義制度を打倒するために、悪らつ極まりないスパイ行為を敢行した者らを我々の共和国法に基づいて処理することはあまりにも当然である」と指摘。韓国の送還要求に応じる意向がないことを明らかにしている。

北朝鮮当局は26日、平壌で男性らに記者会見を行わせ、その内容を朝鮮中央通信を通じて発表している。

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会見の内容によると、男性らは韓国の国家情報院の偽装活動拠点として中国・丹東にある企業や飲食店の名前を複数挙げているほか、有事の際に韓国軍が北朝鮮に浸透する際の取組みを「花豚事業」のコードネームの下に支援したと告白。

国家情報院が作成した偽造紙幣や金正恩氏を冒とくする漫画、「エロビデオ」や韓流映画を記録したフラッシュメモリーなどを北朝鮮に投入したともしている。