M270
米軍が装備する多連装ロケットシステム・M270/米陸軍ホームページより

米韓両国が北朝鮮と対峙する前線で、多連装ロケットシステム(MLRS)を増強する。MLRSは一度の一斉射撃で、20万平方メートルに及ぶ範囲の兵員や軽車両を制圧できる火力兵器。

聯合ニュースは24日、韓国軍筋の情報として、同陸軍が今年後半から来年にかけ、最大射程が80キロに達する次期MLRSを黄海の西北島しょに配備すると報じた。

従来の韓国軍の砲兵戦力のうち最も射程が長いのはK9自走砲(40キロ)で、次期MRLSはその2倍に達する。

一方、米国防総省は20日、テキサス州フォートフッド陸軍基地に駐留する米軍第20野戦砲兵旅団所属のMRLS大隊400人を6月から、韓国北部の京畿道東豆川市にある米陸軍基地キャンプ・ケーシーに巡回駐留形式で増派すると明らかにした。9カ月間の駐留期間終了後も装備は韓国に残し、その後の駐留部隊が使用する。

これにより米軍は韓国に3つのロケット砲部隊を配備することになり、MRLS戦力も増加することになる。

米陸軍は、増派は部隊の組織改編に応じたものであり「アジア重視戦略とも関係ない」と説明しているが、北朝鮮に対する前線の軍事圧力は確実に高まる。

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