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もっとも、朝鮮総連や在日朝鮮人が持ち込んだ日本車は、性能面から言っても北朝鮮にとって重要な交通・運輸手段であり、当初は摘発令が徹底されることもなかった。

「しかし、国連や日本政府による経済制裁を受けて部品の輸入が止まってしまい、メンテナンスのされていない日本車の事故が多発するようになった。そのため当局が数次にわたって摘発令を出しており、最近も取締に力を入れている」(同)

その後、日本車に替わって主流となったのは中国車だが、当局に登録しない密輸車が横行。最近では当局が、車を走らせるのに本来必要な4種の書類(検査(登録)証・検査(車検)票・免許証・運行日誌)のチェックを厳格化し、不備が見つかれば即時、車を没収しているという。