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北朝鮮メディアは世界の出来事を細かく報じない一方、友好国の独立・革命記念日にはかならず同様の報道を行い、国民と諸外国に向けて「連帯」を誇示してきた。とくにアフリカや中東のイスラム諸国は北朝鮮にとって、きわめて大事な存在と言える。

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今月4日には、金正恩氏がシリアの革命記念日に際し、同国のアル=アサド大統領に祝電を送った。また、同大統領も北朝鮮の代表団と会談、「テロとの戦いにおけるシリアへの支援」に対して、北朝鮮指導部と北朝鮮の国民に感謝の意を表したという。

シリアは北朝鮮にとって、武器輸出の「大口客」のひとつ。シリア政府は欧米に支援された反政府勢力や武装勢力「イスラム国」(IS)と三つどもえの戦いを続けており、北朝鮮との友好関係を重視している。