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「体育などでは、学校の運動場でサッカーやバレーボール、バスケットボールを競技するぐらいだったが、今ではコンピュータでお手本になる選手たちの技術を見せながら、より現実的な教え方をしている」

かつては、学校に1台あればいいほうのコンピュータも、今では10台以上あることも珍しくない。美術の授業でもコンピュータでイラストが描かれることも多い。こうした実践的な学習を通じて、学生達も自信をもちはじめ、積極的な議論が行われている。

こうした現場からの教育改革、いわば「北朝鮮・草の根教育改革」は、全体的にいい影響を生み出しているようだ。その一方で、偶像教育も続けられていることから、先行きを心配する声もある。

「北朝鮮当局は、いまだに金日成、金正日革命の歴史や革命活動など、偶像化科目を基本教育に掲げているので、教育が根本的に変化したわけではない」(両江道の情報筋)