「新しく選ばれた教師達は、理論的な教育は出来ずに、自分たちの体験に基づいた現実的な授業をはじめた。こうした労働者階級出身の教員たちの活躍が、高く評価され中央の教育省までに報告された。今では全国の学校が実習中心の授業になっている」(両江道の情報筋)
現在は、午前にほとんどの授業を終えて、午後に課外活動の時間になっている。教室で退屈な理論授業をするよりも、現実的な実習授業で学習効果が優れていると概ね評判がいい。過去の実習授業といえば、女子の料理と編み物や、男子生徒の自動車が2時間ずつあったぐらいだが、今では大幅に増えたという。
「化学などの実習も1学期にせいぜい1回ぐらいだったが、回数も増えたことから学生たちも経験と知識を学んでいる」(両江道の情報筋)
北朝鮮の教育現場にもIT化の波
さらに、コンピュータを活用した授業も増えていると情報筋は伝える。