丹東市の緑化面積は61%に達する。環境も風景も気候もよく、温泉もあることから、黒竜江省や吉林省からも定年退職した人達が物件を購入するケースが増えていた。
しかし、北朝鮮の変化が想定以上に遅く、さらに核実験や張成沢氏の処刑以降、中朝関係が冷え込んだことから経済協力も振るわなくなっている。
昨年下半期に予定されていた新鴨緑江大橋の開通も無期限延期となり、そのたもとにある北朝鮮の飛び地「黄金坪(ファングムピョン)」の開発事業にも進展がない。
こうしたことから、丹東での不動産投資ブームは完全に冷えきってしまったと現地の関係者は語った。
マンション価格は昨年比1平米あたり1000元下落
丹東中心部のマンション価格は、1平米あたり6000元(約11万4000円)、温泉周辺の物件は7600元(約15万円)、北朝鮮を望める鴨緑江沿いの物件は1万元(約19万円)だが、昨年に比べて1000元(約1万9000円)ほど下落した。
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