韓国製のバスで出勤する北朝鮮開城工業団地の労働者(本文とは関係ありません)
韓国製のバスで出勤する北朝鮮開城工業団地の労働者
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ロシア企業が開城工業団地への進出を希望しており、北朝鮮もこれを支持したと27日、韓国の各メディアが伝えた。

ロシア極東開発省のホームページによると、朝露民間経済協力機構の露朝企業協議会ビターリー・スリビロ会長は「ロシア企業が開城工業団地に関心を見せており、入居を希望している」と語っている。さらに「北朝鮮が公式にロシアの企業の開城工団進出を支持した」とも語った。

ロシア企業の経済使節団は、昨年10月に開城工業団地を訪問。投資環境とビジネス慣行をチェックして投資の可能性を打診した。

北朝鮮は、開城工団に進出するロシア企業に対して5年間の税金免除、30分以内の通関、建物の15日以内の行政手続完了などの特典を示して誘致を図っている。

現在、開城工業団地に進出している企業の数は125で、そのほとんどが韓国企業だ。今まで北朝鮮は、韓国側に様々な難題を押し付けてきたが、韓国企業は韓国政府の支援や「同族のよしみ」ということから撤退せずに辛抱強く継続してきた。

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こうしたなかで韓国以外の第三国の企業が加われば、北朝鮮側も今までのようなやりたい放題はできなくなるだろう。