国際人権団体アムネスティ・インターナショナルが25日に発表した年次報告書では日本に対して「国際的な人権基準から乖離しつづけている」と批判しているが、北朝鮮については「ほぼすべての人権侵害が組織的に行われている状況」と厳しく批判した。(関連記事

北朝鮮「恣意的な逮捕と拘禁」

同報告書のかなりのページは、司法制度による人権侵害を「恣意的な逮捕と拘禁」というタイトルで詳細に説明されている。

「数十万人が政治犯収容所などの施設に拘禁されたままであり、超法規的処刑と拷問、および殴打と休息や食事なしの強制労働を含む虐待など、組織的かつ広範で深刻な人権侵害を受けた」

「政治囚収容所にいる多くの人たちは、国際的に認められた犯罪容疑で有罪となったわけではなく、政権に脅威であると見なされた人の親族に過ぎなかった。彼らは公正な裁判ではなく「連座制」によって拘禁された」

「政府は政治囚収容所の存在を引き続き否定したが、衛星画像はその存在を示したばかりでなく、2013年末の時点で拡張が進められている収容所があることもわかった」

また、「信仰の自由」「表現の自由」「移動の自由」など多くの分野で人権侵害が行われていると北朝鮮政府を批判している。

韓国で移住労働者への人権侵害

一方、韓国に関して同報告書は、移住労働者の人権状況について詳細に記載している。

移住労働者は、低賃金で過度な長時間労働を強いられるなど過酷な状況に置かれている、多くの労働者は搾取を目的とした詐欺で雇用され人身売買というべき状況、救済申し立てなどの方法が制限されているなどと強く批判した。

また、良心的兵役拒否により2014年末時点で635人以上が投獄されていることも同報告書は伝えている。

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