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今年に入り、日本と北朝鮮の外交当局者が会談していたことが明らかになった。不思議なのは、拉致問題の解決を強く迫るべき日本側が守勢に回っているようにさえ見えることだ。そもそもなぜ、日朝交渉は停滞を繰り返すのか。北朝鮮の理不尽さのほかに原因はないのか――。水面下で繰り広げられてきた対北情報戦の内幕をのぞき見ながら、疑問を解くカギを探る。

連載・日本の対北朝鮮情報力を検証する/外務省編(上)

2014年、久しぶりに対北朝鮮外交が動いた。長らく停滞していた日本人拉致問題が、解決に向け大きく動くかと思われた場面もあった。それと並行し、水面下では日本と北朝鮮の情報力が激突したといわれている。

だが、本当に「激突した」と言えるのだろうか。