国連安全保障理事会で23日(日本時間24日)に開かれた公開討論で、歴史問題で日本をけん制する中国に対し、日本の吉川元偉国連大使が「平和国家の歩み」を強調して反論した。
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公開討論は戦後70年と国連創設70年をテーマとしたもので、今月の安保理議長国である中国が主宰した。
吉川大使は、「共通の脅威に結束して対処することがいっそう重要になっており、公開討論の開催を歓迎する」として上で、「日本は戦後、第2次大戦の深い反省に立って、平和国家としての道を歩んできた」と主張。
さらに「日本が歩んだ道のりは日本人の誇りであり、決して変わらない」とも話し、第2次大戦の戦勝国である連合国の流れを引き継ぐ安保理改革の必要性も訴えた。