「庶民の残飯は栄養価がないのでバケツ1杯500ウォン(約7円)だが、幹部や金主の残飯はコメ、魚、肉が入っているので2000ウォン(約28円)もする。金正日氏の誕生日と旧正月の連休後は3000ウォン(約42円)に値上がりした」
内部情報筋によると、北朝鮮では農村でも都会でも生計のために豚を飼育している。
一般的には8~9ヶ月育てて市場に売りに出す。豚には酒粕、おから、トウモロコシの粉、人糞などが餌さとして与えられるが、残飯を与えると早く育つので人気があるそうだ。
「残飯は酒粕より高価だが、豚の発育が早まり病気にもならないので効率がよくなる。さらに肉の味もよくなるので市場でも高値で売れる」
残飯の中身で不正行為がバレる
ところが「高級残飯」は誰彼なく売ってくれるわけではない、と内部情報筋は語る。中身に高価なものが多すぎると収賄などの不正行為を疑われかねないからだ。
人気記事:「女性16人」を並ばせた、金正恩“残酷ショー”の衝撃場面情報筋は「幹部や金主の家の残飯を買いたいという人は増えているが、残飯の中身で不正の度合いがバレてしまい捜査の証拠になるので信頼できる人にしか売ってくれない」と話した。
【関連記事】
平壌富裕層で不動産投資ブーム