明日、2月16日は故金正日氏の誕生日「光明星節」だ。今年の中朝関係を予測する意味で、この日に中国が北朝鮮に高官を派遣するかどうかに関心が集まっている。

北朝鮮と中国は昨年(2014年)に、劉振民中国外交部副部長の金正日の誕生日に訪朝して以後、事実上高官級の交流は中断されている。

「血盟」とまで言われた中朝関係が冷え込んだのは、2013年2月の「第3次核実験」と「張成沢処刑」がきっかけだった。

クォン・ヨンセ駐中国韓国大使も韓国の報道機関とのインタビューを通じて「中国の当局者や学者は、過去の親密な中朝関係と違って疎遠になっていると認識している」と述べた。

中朝関係が疎遠なる一方で、北朝鮮はロシアとの関係強化を進めている。北朝鮮の羅津港とロシアのハサンをつなぐ羅津ハサン開発プロジェクトも進行中だ。

また、ロシアは5月にモスクワで開かれる第2次世界大戦戦勝70周年記念行事に金正恩氏を招待した。現段階で、金正恩氏が参席するかは不明だがロシア側は「北朝鮮指導部」が参加すると海外メディアに明らかにしている。

国際社会で存在感を高めたい中国からすれば、米国に反発し核を放棄しようとしない北朝鮮の頑なな姿勢は厄介極まりない。しかし、対米という意味では緩衝地帯である北朝鮮にある程度の影響力はもっておきたい。

こうしたなか、中露関係を牽制し、さらに中朝関係の修復に向けて中国が、正日氏の誕生日に合わせて高官を派遣するという観測が出ている。同時に、崔龍海氏の訪中説もささやかれている。

中国の対北姿勢に若干の変化?

金正恩氏の誕生日である1月8日、中国外務省の洪磊報道官は会見で「『伝統継承・未来志向・善隣友好・協力強化の方針』に基づいて中朝の『伝統・友好・協力』関係を前向きに発展させることを希望する」と述べた。

昨年には消えた中朝関係の基本原則である『16字の方針』が、今年に入って再び登場したことから中国が北朝鮮に関係改善のメッセージを送信したという見方もある。

しかし、北朝鮮が核を放棄しない限り、中朝関係の前途は厳しいと専門家は指摘する。韓国世宗研究所のイ・テガン中国センター長は、デイリーNKに次のように述べた。

「『16字』の方針は、ジェスチャーだ。中国の姿勢に変化があるようには見えるが、昨年と180度違った中朝関係を構築することはないだろう。おそらく金正日の誕生日に高官も派遣しない」

今年の中朝関係を占う意味でも、明日の中国の出方に注目される。