先週、大阪読売テレビの「たかじんのそこまで言って委員会」という番組の収録があった。私に与えられたテーマは「北朝鮮問題」で、拉致問題や朝鮮総連本部ビル問題について語った。

どちらの問題も根が深いが、総連ビル問題に関しては、全貌が明らかになっていないせいか、情報がやや誇張して誤って理解されている印象を持たざるをえなかった。

おそらくオンエア時間は20分程度であり、視聴者の方々も消化不良に終わるかもしれない。本日(2月15日)が、オンエアだがテレビを見られた方に対する補足説明も兼ねて、この問題について要約しておきたい。

朝鮮総連本部ビルが44億円で転売

まず、在日本朝鮮総連合会(総連)中央本部の土地・建物が、競売で落札した香川県高松市の不動産会社マルナカホールディングスから、山形県酒田市の不動産会社に44億円で転売され、各紙がこの問題について報じた。

毎日新聞と読売新聞は社説で、総連本部転売の経緯について「不透明だ」「納得いかない」的なことを主張した。確かにそのとおりだ。しかし、不透明なのは報道の内容も同じだった。

それ以外の報道を見ても、総連本部ビルがいったいどういうものなのか、ていねいに解説しているものはほとんどない。「いったい何の騒ぎなの!?」と不思議に思っている向きも少なくないのではないだろうか。