47.4%が「自分がやりたいことをしているから」、42.3%が「経済的余裕が生じたから」と答えた。
脱北者の3分の2が韓国での暮らしに満足しているとの調査結果を受けて、南北ハナ財団の関係者はRFAの取材に「脱北者は概ねポジティブに生きているように思う」と答えている。
北朝鮮の教育は、金日成・正日・正恩氏ら3代の独裁者に対する忠誠心を植え付けることが基本だ。自分の考えを述べることより、教えられた通りのことを繰り返すことが求められる。口答えすることは教師への挑戦を越えて、体制そのものへの挑戦となる。
そのような環境で暮らしてきた脱北者が、韓国にやってきても「本音」よりは「望まれている建前」を優先させてしまうことは充分にありうることだ。その点に留意しつつ、調査結果を読むことが必要だろう。