デガブロ弁護士や支援者は、1月に少年に成り代わって移民裁判所に再審査を要求した。少年は脱北者であり、彼が中国に送り返されると北朝鮮に強制送還され、ひどい目に遭わされることは明らかだと訴えている。
韓国の人権団体も支援に乗り出す
韓国の北朝鮮人権市民連合や北朝鮮正義連帯なども、この少年とデガブロ弁護士の支援に乗り出している。これらの団体は言語分析官と少年の面接の録音テープを入手、分析した結果、彼が咸鏡北道(ハムギョンブクト)の会寧(フェリョン)出身だと結論づけた。北朝鮮正義連帯は先月、咸鏡北道出身の脱北者10数人の署名と分析資料をスウェーデンの裁判所に提出した。
裁判所は新たに提出された証拠を詳しく検討するために、少年の強制送還を一時的に中止すると明らかにした。
スウェーデンで強制送還反対のオンライン署名も
スウェーデンでは、政府が彼に難民認定することを求めるオンライン署名が行われており、人口950万人のスウェーデン国民のうち既に2万人近くが署名している。