「お金がなくて市場の売台を借りられない人々は、村の路地や市場の入り口で物を売っている。それを最近では『ダニ市場』を呼ぶようになった。取り締まられても取り締まられてもダニのようにしつこく商売を続けるからだ」
「ダニ市場に対する取締はあるが、彼らも『ここで商売できなければ生きていない!』と反発して取締にもめげず、商売する人が増えている」
「去年は、保安員に『どけ(出て行け)』と言われたら黙っていて商売をたたんでいたが、今では『配給くれたらこんな苦労を誰がするんだ』と反論して動かない」
「糊口をしのぐための商売を昔のように取り締まることはもはやできない」
中央の内部監査で保安員の取締緩和
内部情報筋によると、合法的な総合市場へ向かう道端には数百人の商人が商売をしていて「ダニ市場」となっている。