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NHKなど日韓の主要メディアは5日以降、金正恩第1書記の側近である馬園春(マ・ウォンチュン)国防委員会設計局長が11月に更迭され、今年1月には辺仁善(ピョン・インソン)作戦局長も粛清されたと報道している。

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辺仁善氏(左)と馬園春氏

馬氏は正恩氏の「指示に従わなかった」として、辺氏も正恩氏と「異なる意見を述べた」として処分されたという。

デイリーNKジャパンは1月27日に、両氏の動静が途絶えた事実について伝えていた。デイリーNKジャパンの調べでは、馬園春氏は正恩氏の平壌国際空港第2ターミナル現地視察に同行したと報道された11月1日以降、公式メディアに姿を現していなかった。

【詳細情報】北朝鮮 張成沢処刑にも関わった幹部が粛清か

北朝鮮は2013年12月に張成沢国防委員会副委員長を処刑した際にも、労働新聞に掲載した「国家安全保衛部の特別軍事裁判報道」において、正恩氏に対する不服従を張氏の罪状のひとつとして挙げていた。

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馬氏は張氏の処刑の際に主導的な役割を果たした「三池淵組」の1人でもある(関連記事)。更迭・粛清が事実ならば、正恩氏による恐怖政治の無慈悲さを示すものと言えそうだ。