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前回のブログで、崔龍海(チェ・リョンヘ)をナンバー2と見るのは過大評価だと指摘した。執筆時(5月2日)において、既に彼は「朝鮮人民軍総政治局長」の任を解かれていたが、翌日(5月3日)の労働新聞ではスーツ姿で紹介される。

この間、一貫して軍服姿で登場していた崔龍海が、いきなりスーツ姿で登場するというのはなんとも意味深だ。深読みしすぎかもしれないが、その裏には「崔龍海は軍人ではなくあくまでも党人である。今後は軍に影響力を及ぼすことはない」というメッセージにも受け取られる。この日、崔龍海は演説も行ったが、解任理由として囁かれていた「健康不安説」も一応は払拭された。

今回から、総政治局長ではなく「朝鮮労働党書記」と紹介された崔龍海だが、「国防委員会副委員長」「労働党中央軍事委員会副委員長」まで外されたのかについては不明である。それ如何によっては「失脚」もしくは「降格」が明らかになる。