2007年に運行された南北鉄道再連結試運転列車
2007年に運行された南北鉄道再連結試運転列車
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韓国統一省は19日に開かれた青瓦台(大統領官邸)で行われた業務報告で「朝鮮半島、大陸縦断鉄道」の試験運行を北朝鮮側に提案したと韓国各紙が報道した。

これは日本の植民地支配からの解放70周年を記念して「光復70周年南北共同記念委員会」を立ち上げて南北が合同で釜山からソウル、平壌、新義州を経て中国に向かう列車と木浦からソウル、元山、羅先を経てシベリア鉄道方面を向かう2本の列車を試験運行するというものだ。

北朝鮮がこの提案に応じれば8月15日前後にソウルと平壌で南北共同文化イベントも同時に行うとしている。

ソウルから平壌を経て新義州を結ぶ路線は南北分断と朝鮮戦争により線路が途切れてしまったが、2007年に再度連結された。当初は貨物列車が運行されていたが、コンテナはほとんど空で空気輸送状態だった。これも2008年の11月で運行が中止された。

東海岸の路線も朝鮮戦争で廃止になっていたが、2004年に線路が再連結された。軍事境界線にほど近い韓国の猪津(チェジン)駅から北へと続く線路はできているが、そこから南へつながる線路がつながっていないため事実上運行できない状態だ。