平城市の金正淑第一高等中学校(本文とは関係ありません)
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北朝鮮全域の秀才を集めた平壌第1中学校に導入

金正恩氏が新年の辞で「全民科学技術人材化、人材強国化実現」を強調したように、北朝鮮では近年「人材育成」により力を注いでいるが、中学生の数学の課外授業のためのコンピュータプログラムがこの度開発された。

【参考記事】労働新聞、人材開発を強調「人材が国の宝」

このプログラムを開発したのは国中の秀才を集めた科学エリート教育機関の「平壌第1中学校」だ。

昨年末に発行された北朝鮮の雑誌「人民教育」2014年6号は「数学教育支援プログラム数学を利用する学校の学生の課外自習指導方法について」という記事で「第1中学校の生徒の課外学習の指導において教員の責任と役割を高めると同時に、自習指導の有効性を高められる数学教育支援プログラム『数学』を制作した」と明らかにした。

「人民教育」によると、プログラムの趣旨は「課外学習は教育活動の重要な構成部分として、学生が授業で学んだ知識を完全に消化して応用能力を育てるうえで重要な意義を持つ」ことだという。

4つのコーナーに分かれ生徒も教師も学習活用

?プログラムは「回」「授業」「知能の問題」「参考書」の4つのコーナーから作られ、自習動画番組の動画を再生したり問題を解いたりする機能も備えている。

生徒が放課後に、プログラムの「順番」コーナーで学習の進み具合に合わせて必要な授業内容を選ぶと、動画を見ながらさらに学習を進めることができるようになっている。

学習を終えて「知能問題」コーナーに進むと、コンピュータが関連問題を出題する。解いた問題は自動的に採点される。「参考書」コーナーで数学関連の主な参考書の内容が読めるようになっている。

学校の教師がプログラムを利用して学生たちの復習を支援したり宿題を出すだけでなく、「テスト」も行うことができる。また、教師が生徒の問題点を把握して正すためにも利用できるとこの雑誌は伝えている。

平壌第1中学校は金正日氏が通っていた南山学校の後身にあたる。北朝鮮全域から秀才を集めた学校に合わせてこのような学習プログラムを導入したものと思われる。