国際人権団体、主催者を非難

北朝鮮が、スイス・ベルンで15日から行われている観光産業の展示会「ホリデイフェア」にブースを出展し、2013年末にオープンした馬息嶺(マシンリョン)スキー場を宣伝するなど、観光客を積極的に誘致している。聯合ニュースが現地からの特派員電で伝えた。

馬息嶺スキー場/2015年1月12付労働新聞より
馬息嶺スキー場/2015年1月12付労働新聞より

聯合によれば、北朝鮮の朝鮮国際旅行社が現地旅行会社Globetrotterの支援を得てブースを開設。ブースにはドイツとスイスの大使館からそれぞれ1人ずつ、外交官が派遣された。

アムネスティがコメント

駐ドイツ大使館から派遣された国家観光総局所属のリ・ヨンボム観光代表は、馬息嶺スキー場には外国人もアクセス可能なのか、との記者の質問に対し、「すでに外国人が訪れている」「平壌と(スキー場に近い)元山(ウォンサン)の間でバスが毎日運行しており、元山からスキー場まで別途、交通手段を利用できる」と説明した。

スイスではGlobetrotterをはじめ、10前後の旅行会社が北朝鮮への団体ツアーを手がけており、2200フラン(約30万円)から9900フラン(約135万円)までの価格帯で、7泊8から17泊18日のコースが設定されているという。

一方、アムネスティ・インターナショナルは北朝鮮のブース出展に対し、「北朝鮮でスキーをすることは、アウシュビッツ強制収容所の隣でスキーをするのと同じ」「ブースを提供したことは、北朝鮮の反人道的な人権蹂躙状況を無視して、北朝鮮がまるで正常な国家のようなイメージを与える」などと批判するコメントを現地メディアに寄せているという。

【関連記事】
北朝鮮は「共産主義テーマパーク」
北朝鮮CAイメチェンも国際評価は…
税関職員のお尻をさわって大騒ぎ…

    関連記事