北朝鮮のアン・ミョンフン国連次席大使は13日、ニューヨークの国連本部で記者会見し、米韓両軍が合同軍事演習を中止すれば核実験を行わないとしている北朝鮮政府の提案が受け入れられれば「今年、朝鮮半島で多くのことが可能になる」と述べた。核実験の中止以外の「見返り」があり得ることを示唆する発言だ。

アン氏が記者会見するのは昨年秋の着任以来、これが初めて。会見でアン氏は、次のように発言した。

「現在、朝鮮半島に流れる南北間の雰囲気と現実を照らし合わせたとき、朝鮮半島の緊張を緩和し、危険な戦争を除去するための誠意ある対話と協調がなされることがとても重要だ。このため、最優先的に米韓合同軍事演習が中止さるべきだ。そうなった場合、すでに朝鮮政権が明らかにしたように、多くの問題が解決できる」

「朝鮮の政権はこの問題に関連して、米国政府当局者を直接会って、この提案について具体的に説明する用意があります。私たちの提案が今年受け入れられれば、年内に朝鮮半島で多くのことが可能になりる」

「いまこそ米国は時代錯誤の政策追求をやめ、勇気を持ってわが国に対する敵視政策を変えるべきときだ」

一方、米国ではこの日、国務省のソン・キム対北朝鮮政策特別代表とダニエル・グレーザー財務省テロ金融担当次官補が、サイバー攻撃問題に関する下院外交委員会公聴会に出席。キム氏は、米韓合同軍事演習と核実験の相互停止に関する北朝鮮側の提案について、「理に適わない」として一蹴した。

キム氏はまた、「私たちは、北朝鮮が自ら違法な兵器(の開発)や挑発、人権弾圧行為を放棄するだろうという幻想を持っていない」と指摘。「北朝鮮の破壊的な選択に対する代償を高めるため、2国間・多国間を含めて圧迫する。(これを通じて)核と弾道ミサイルに使われる財源を減らして、窮極的には北朝鮮の選択肢を狭めるために努力する」と説明した。

キム氏は同時に、対北朝鮮対話については「私たちは意義ある対話の扉が開かれていることを明確にしてきた」とも言及。今月下旬に東京で開かれる、日米韓3カ国の 6者協議首席代表による協議に参加する予定であると明かした。