EUは2005年以降北朝鮮に対する人道主義的支援に6900万ユーロ(約97億5000万円)を投入し、そのうち91%が食糧支援だったと米政府系のラジオ・フリー・アジアが6日報道した。

EUは北朝鮮において人道主義支援事業を行っているNGOをサポートする形で北朝鮮の人々の支援を行っている。

2010年代初頭までは穀物生産増産のために農業支援が中心だったが、最近は北朝鮮の住民の健康回復が支援の中心となっている。

支援金の91%に相当する6300万ユーロ(約89億円)は食糧確保に使われ、残りの600万ユーロ(約8億5000万円)は災害復旧、医療支援、水道施設に使われた。黄海北道と平安南道の住民2万5千人を対象とした清潔な飲水と衛生施設を提供する事業も同時に行われている。

EUは2015年の緊急食糧支援対象国リストに北朝鮮は含めていないが、北朝鮮で活動する130以上のNGOを通じた支援は継続すると発表した。

北朝鮮への人道支援は2011年から減少しているが(関連記事)、昨年末に国連で採択された「北朝鮮人権決議案」や、サイバー攻撃を理由としたアメリカの「テロ支援国家再指定」の検討などによって今後はさらに減少する可能性もある。

北朝鮮支援
北朝鮮への支援