「たとえ15日分でもホッとした」

金正日氏死去から3年を迎えた17日、北朝鮮では全国的に食糧が配給された。

咸鏡北道のデイリーNK内部情報筋は配給の状況を次のように伝えてきた。

「今まで配給が途絶えていたが、金正日の命日の前の15日に久々に配給が行われた。トウモロコシと米を7:3で混ぜた物が配給された」

「10月にジャガイモの配給をもらってから2ヶ月ぶり。哀悼の雰囲気を高めるためだから多分続かないだろうけど」

「1ヶ月分ではなく15日分だったが、それでも久しぶりなので配給所は一日中人で溢れかえった。配給がもらえてホッとしている人も」

「命日がもっといっぱいあったら」

北朝鮮は春の少雨で稲、トウモロコシなどすべての作物が被害を受けた。穀倉地帯の平安南道や黄海道の穀物生産は昨年の半分に留まった。その影響で市場での米1キロの値段が4800ウォン(約67円)から5300ウォン(約74円)に上がっている。

「昨年の金正日の命日の時は市場を閉鎖したが、米の値上がりは止められなかった」

「今回は配給のおかげで米の値段はしばらく安定しそう」

「もっと命日がいっぱいあれば、『祝日の配給』がしょっちゅうもらえるのに」(内部情報筋)

2004年7月の金日成の10周忌には食糧が配給された。その一方で市場でのコメ売買は厳しく取り締り、逆にコメ価格が上がったことから庶民のひんしゅくを買ったことがある。

金正日の葬儀
金正日の葬儀