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北朝鮮両江道の一部地域が「危険地域」と宣言されたと12日、デイリーNKの内部情報筋が伝えてきた。同地域の監視と統制を強化して、住民の脱北行為と内部情報の流出を防ぐ狙いがあると見られる。

両江道の情報筋によると人民班会議で、国家安全保衛部が両江道恵山や白岩郡などの中庸国境地帯を危険地域と宣言するとの講演があり、『他地域に比べて、両江道地域では反国家犯罪行為が横行しており、不純分子たちを排除しなければならない』と話されているという。

「企業所の責任者や書記にも講演、教材などの資料回収事業に参加するように指示が降りてきた。昨年の講演資料などを外部に渡そうとして捕まった事例もあるので、幹部も気をつけている」(情報筋)

保衛部から指示が降りると、保安署(警察)では、人民班台帳(個人台帳)を調べたり、世帯訪問までして徹底的に確認される。

「夜明け5時になると、あちこちで保安員がいる。監視対象になった住民の家の周りには、一日中監視がつく」(情報筋)