北朝鮮が、国連での北朝鮮人権決議案可決に強く反発。23日には、「超強硬対応に侵入する」と威嚇した。 北朝鮮の朝鮮中央通信は、国防委員会の声明を通じて「わが軍隊と人民は、米国とその手先が国連の舞台を悪用して捏造した人権決議を全面的に拒否し、全面的に排撃する」と伝えた。 さらに国防委は「人権は、まさしく自主権であり、その国の国権」としながら決議案通過が「我々の国権を害する最も露骨な宣戦布告」と主張しながら、決議案に賛成した国を激しく非難。 「わが軍隊と人民は、オバマ政府が犯した犯罪について、我々の前にひざまずき、正式謝罪することを促す」 「我々の立場は、日本とEU、朴槿恵一味も無事でないことを知らせる布告であり、国連も至急に公正な収拾対策をするように警告する」 今回の声明に先立ち、20日には外務省スポークスマン声明を通じて4回目の核実験の可能性を示唆している。 「米国の対北朝鮮敵対行為が、我々に新たな核実験を自制できなくするなか、米国の武力干渉、武力侵攻策動に対処した我らの戦争抑止力は無制限に強化されるだろう」と4回目の核実験の可能性を示唆している」 北朝鮮が強く反発する裏には、まだ金正恩体制が絶対的に確立していないなか、「最高尊厳(金正恩氏)」のイメージダウンを避けたい意図があると見られる。