北朝鮮は先月23日からエボラ出血熱の流入を防ぐために北朝鮮に入国した外国人を21日間隔離することを決定した。強制隔離した外国人からは宿泊費を徴収している。

北朝鮮の隔離ビジネス?

咸鏡北道(ハムギョンブクト)のデイリーNK内部情報筋は次のように伝えてきた。

「羅先(ラソン)市に滞在している中国人の商人や海外観光客に21日間の『強制隔離措置』が下された」

「1人当たり1日600元の宿泊費を徴収している」

「現在、商人と観光客は羅先市郊外の海辺にある5つ星の琵琶ホテルに隔離されている」

「強制隔離された上に宿泊費まで払わされている中国人商人と外国人観光客から不満の声が上がっている」

「当座の旅費しか持ち合わせていない一部の観光客に対しては羅先在住の中国人商人から宿泊費を借りさせる措置をホテル関係者が取っている」

「彼らは保険当局者からエボラ出血熱の症状が出ていないか毎日検査されている。外出も許されていない」

「エボラウイルス感染防止を口実に強制隔離して金儲けをしようという魂胆だ」

町内会で知識共有

一方、両江道(リャンガンド)の内部情報筋は現地の雰囲気を次のように伝えている。

「人民班(町内会)でエボラ出血についての会議があった」

「エボラ出血熱は血管が裂ける病気、かかったら絶対に死ぬ、自分の身は自分で守れと言われた」

「外国に行って来た人とは接触しないように指示された」

「最近、ロシア、中国、アンゴラに行ってきた人々が、エボラ出血熱の検査対象だ」

デイリーNKは先月28日、10月中旬からエボラ出血熱の感染を防ぐために、地方の住民の平壌市の出入りが制限されていると伝えていた。通行制限は現在に至るまでに行われていると伝えられているが、道の衛生防疫所が発行する「疫学証明書」があれば、出入りが許されるとのことだ。

一方、北朝鮮は労働新聞を通じて感染を防ぐために、衛生防疫事業体系を整えなければならないと連日強調しており、エボラ出血熱への関心の高さを示した。

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