北朝鮮の労働新聞は2日、金正恩氏が自らを警護する護衛司令部直属砲兵部隊を視察して激励する様子を伝えた。
最高司令官となって「新年度戦闘政治訓練」の初日に軍部隊を視察するのは初めてであり、軍部の忠誠を高める意図があると見られる。
同紙によると金第一書記は、新年度の戦闘政治訓練に突入した朝鮮人民軍第963軍部隊直属砲兵中隊を視察。この部隊は、北朝鮮の最高首脳部を警護する護衛司令部直属で平壌に本部があると言われている。
金第一書記は、「『死んでも革命信念を捨てるべきでない』との信念のスローガンを心に刻み、党が指し示す方向に銃口を向けて進む徹底した信念の所有者、前衛闘士として準備しなければならない」と言いながら、訓練を激励。
さらに、「軍人を虎に育てるには指揮官と訓練幹部、訓練執行者たちの軍事技術レベルが高く、いかなる肉体的負担にも十分に打ち勝てる野戦型の指揮官、そして現代戦を上手く闘わなければならない」と指示。
人気記事:「女性16人」を並ばせた、金正恩“残酷ショー”の衝撃場面新設の砲兵中隊の兵営も見ながら、「党が批准した標準兵舎設計の通り、軍人生活に不便なく高い生活文化を保障できるように建設した。この軍部隊の経験を積極的に学ぶべきだ」と賞賛した。その後、政治思想教育室、食堂を見て回った後、「双眼鏡」と「自動小銃」を記念にプレゼントし、軍人との記念写真を撮影した。