33ページの分量のこの報告書には、日米同盟を中心に2020年までのアメリカの対アジア戦略に関する提言が書かれている。

報告書は朝鮮半島について、“北朝鮮が結局、核兵器をあきらめない可能性も含まなければならない”と述べ、“南北統一のシナリオのうち、北朝鮮の不安定なシナリオが現実化する場合は、北朝鮮の大量殺傷武器（WMD）の管理に問題が発生し、難しい挑戦になるだろう”と予想した。

更に、“北朝鮮の不安定なシナリオによる南北統一は、韓国にとって非常に大きな負担になり、韓国の民主制度と経済繁栄を危険に落としいれる可能性もある”と言い、 “こうした全てのシナリオに備え、外交と抑止の面で並大抵ではない機敏性を発揮しなければならない”と勧告した。