チュ会長の説明によれば、パクさんは11日の夜明け、海岸に軍事境界地域を区分するために作られた1.5mの高さの砂山を越えて、約1kmの距離にある北朝鮮の警戒所の一般哨兵に発見されて射殺されたのではなく、その間の地点で夜間の待ち伏せをしていた民警部隊出身の警備隊員たちによって銃撃された可能性が高いという。
チュ会長は「民警部隊には‘防御’という概念がなく、有時に‘直ちに対応’するために、最低の戦闘単位を‘3人1組’で編成する」と言い、「待ち伏せや巡察も3人1組で行なうが、これは一般の歩兵部隊だけでなく、豆満江・鴨緑江地域の27旅団の国境警備隊さえ‘2人1組’で行なうのと異なる部分」と指摘した。
越境は初めてではない
また「空砲を撃って停止の警告をした」という北側の説明と、「銃声は2発しか聞かなかった」というイ・インボクさんの証言が行き違っていることに対して、「一般の歩兵の場合、空砲による警告を行った後に実弾射撃を開始することができるが、警備隊は空砲による警告を省略し、すぐに実弾射撃ができるという勤務守則がある」と説明した。