故パク・ワンジャさんに銃撃を加えた北朝鮮軍は、軍事施設を守る一般の哨兵(見張り)ではなく民事行政警察隊(民警部隊)で構成された「金剛山警備隊」所属の軍人である可能性が高いという主張が出ている。
北朝鮮の第2軍団直属の民警部隊に勤務し、2002年にDMZを越えて韓国に来た白頭ハルラ会のチュ・ソンシル会長が15日、デイリーNKとの電話インタビューで「パクさんが銃殺された後、林の中から3人の軍人が飛び出して来て、パクさんを足でとんとんと突いていたというイ・インボク(23.慶北大史学科2年生)さんの証言から、彼らは隣接の軍事施設の哨兵ではないと思われる」と語った。
偶然ではなく待ち伏せ?
チュ会長は「北朝鮮の‘金剛山警備隊’は、休戦ラインの非武装地帯の第1線境界を担当する9つの‘民警部隊’から来た兵力で構成された部隊」と言い、「金剛山警備隊は民警部隊と勤務原則はまったく同じ」と説明した。