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◆ 女性の苦痛が最も大きく、売春文化が拡散

だが、こうした慢性的な経済難のなかで、最も苦痛を受けているのは、やはり女性だった。平安北道(ピョンアンブクト)出身の脱北者Bさんは語る。

「食糧難のため売春をする人が増えている」

Bさんによると、「観光地や大都市の駅前に行けば、売春を斡旋する人たちがいる」という。

「女性が、個人的に家を用意して売春行為をすることもあり、銭湯で売春をするケースも増えている。売春に手を染める個人や斡旋業者は、客に『ベッドを売る』『花を売る』などの隠語を使いながら近付いて来る。大都市には中国式の『按摩部屋』もある。按摩(マッサージ)は1時間1万ウォン、売春は2〜3万ウォンの値段だ」

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Bさんは「売春は、手っ取り早く稼げるため脆弱階層の女性が多いが、未成年者も徐々に増えている。家族も売春に手を染めているのを知りながらも見て見ぬふりをすることもある」と述べた。