経済的に余裕がある家で「日雇い労働」をする住民もいる。
「個人宅に出向いて、家の修理をしたり煉炭を作る。煉炭作りはそれなりの技術が必要だから、日当は5千ウォン以上だ。幹部クラスの家では家政婦を雇うこともある。夫人が仕事をすることもあるので、家政婦が家事と子供の面倒を見る」
「家政婦は、政府が厳しく禁止しているので大っぴらにはできない。親戚や知り合いのコネを通じて紹介してもらい、月給も多ければ1ヶ月に10万ウォンはもらえる」(Aさん)
人がたくさん住む都市で仕事をできなかった住民のなかには、農村で農業を手伝って暮らす人もいるという。
「農民も山の中腹に畑を作れば、トウモロコシを2トン以上の収穫があるため、臨時で人を雇う。食事付きで1日の労賃としてトウモロコシ1キロ程度をもらえるため、都市の貧困層は食糧が足りなくなると、農村に行ってトウモロコシ30キロを稼いでくる。家族にとって大助かりだ」
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