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情報筋は「三池淵の工場が移転する理由は、恵山市のコムサン洞ワンドク駅(1号駅と呼ばれる金正日氏専用駅)のためだ」「駅を移そうとしたが、適当な場所がなくて軍需工場を移すことにした」と説明した。

ワンドク駅は三池淵の工場と800メートル離れている。白頭山と白頭山の別荘に向う金正日氏の専用道路ともつながっている金正日氏専用駅だ。金正日氏は毎年、ワンドク駅まで列車でやって来て、両江道の現地視察を行ったり、夏にはワンドク駅とつながった専用道路を利用して白頭山の別荘に行き、休暇を楽しむと言われている。

情報筋は「元々金正日氏は、ワンドク駅に来て両江道の視察もでき、有事の時には誰も入って来ることができない専用駅を利用して軍需物資をす早く移すこともできると高く評価していた」「専用道路とつながっており、白頭山もすぐに訪問できるため、ワンドク駅はいい場所にあった」と説明した。

しかし、2004年の平安北道龍川駅の爆発事故以降、状況が変わり、金正日氏はこの事件の直後に砲弾倉庫や燃油タンク、爆発性火器を扱う軍需工場に対する現地視察は一切中断しているとのことだ。