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当時、北朝鮮のサッカーチームの名称は「千里馬サッカーチーム」だった。この大会で平均身長162cmと上背で圧倒的に不利だった北朝鮮選手たちはヘディング力を補うために、ジャンプした選手を別の選手が抱える「はしご戦法」を取り入れて注目された。

北朝鮮代表の快進撃は、英国人記者、ダニエル・ゴードンが北朝鮮政府の許可を得て、製作されたドキュメンタリー映画「奇蹟のイレブン 1966年W杯 北朝鮮VSイタリア戦の真実」で見ることが出来る。

映画のなかで、開催国の英国民でさえも北朝鮮代表に魅了され、熱狂する様子が記録されている。国交がないにもかかわらず英国の市民は、北朝鮮国旗を振りながら北朝鮮を応援し、イレブンを乗せたバスは行く先々で市民たちに歓迎され、そして選手たちはサイン攻めにあった。

北朝鮮代表のおっかけまで登場

リバプールで行われた4強をかけたポルトガル戦には、北朝鮮を応援するために、予選リーグが行われたミドルズブラのファン3,000人が駆けつけた。